祈りの光展/聖なる歌の贈り物 Silent Music

 

 

 街からイルミネーションが消え、オーナメントが消え、クリスマスソングが消えるとともに、季節はお正月に一直線に疾走してゆきます。その波にのるまえに、ほんのすこしだけ今年のアドベントの季節について綴っておきたいと感じました。そう、今月の十七日にSilent Musicさまの祈りの光展へ訪ったことを、ぜひ書き記しておきたいと。

 

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 ひかりは祈りであると思います。冬の太陽を見あげながらその陽射しを頬に浴びて日溜りのなかで微笑む友人を見たとき、そのひかりが神さまの指のように見えました。その指で彼女を慈しみ、愛しているのだと。わたしたちは駅のホームから電車を待つあいだ、雲ひとつない澄んだ空をあおいで、しばらく言葉もかわさず天をみつめていました。わたしたちのむかうさきは、Silent Music。マリアさまのお庭。

 

 その日は展示と並列して、マリアさまのお庭のあるじであられるかた、久保田恵子さまのもとに集われた聖テレーズ合唱団の乙女たちのお歌のお披露目がありました。友とわたしはこの日を、ひと月まえから楽しみにお待ちしていたのです。

 

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 これが演奏会のプログラムで、後ろ姿の乙女たちの美しい切り絵は、聖テレーズ合唱団のおひとり、咲野めえこさんの作品です。可憐で華麗な四人の乙女たち。その背中を見つめている恵子さまのやさしい眼差しが封じこめられた素敵なプログラム。

 

 乙女たちは「聖なる歌の贈り物」を一時間にわたり、わたしたちに捧げてくださいました。

 

 ノエルの季節、この場所に訪うことがとても神聖なひとつの儀式のようで、聖テレーズ合唱団のみなさまの祈りのためのお歌は天にまで透きとおるようで切なく、とても心うたれ、友もわたしもぽろりと涙をこぼしてしまいました。それは音楽室の天使たちの祝福に出逢えた幸福な一日。偶然のみちびきの手によって顔をあわせることのできた愛らしい女の子との対面も叶った、やさしいひかりの日。

 

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 祈りの光展で展示されていた作家さまたちもみなさん大好きなかたばかり。江口あさ子さんのポストカードをお迎えして、絵の題名にしたがいながら葉書の裏側にちいさな物語やメッセージを綴り、クリスマスの贈り物やお手紙に同封してお送りさせていただいたりもいたしました。

 

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 クリスマスのお手紙はやはり特別で、だからおひとりずつに愛をこめられるようにと、一日に一通ずつ綴らせていただいたのですが、不器用すぎて封蝋に幾度か失敗してしまったことがちょっぴりかなしかったので、今後のためにもう少し練習しなくてはいけません。

 

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 最後に今年のクリスマスの風景とともに。ご本は恵子さまの『Holy card BOOK』から。

 

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