スタイル

霧とリボン——《ミス・モーヴ、リアーヌ・ド・プージィに会いに行く》

女として生まれた者(それは現実の性別というものを超越した《女》です)はみな、目には見えない自分だけの扇をもっているのではないかと、わたしは密かに思っている。その「扇」で口もとを隠すように心を守る。その「扇」だけがわたしのシークレットを知り…

今年最後の儀式

わたしは「儀式」という言葉が好きです。新月の夜の願いごと、紅茶に浮かべたおつきさま。そんなロマンティックなおまじないのようなものも、そして考えてみれば毎日のお化粧だって、ある種の儀式みたいなもの。そんなふうに感じます。このルージュはわたし…

アール・デコ・シリーズ企画展 II /霧とリボン

このたび吉祥寺の菫色の小部屋こと霧とリボンさまのコラボレーション・レーベル設立の意味もこめられた記念すべき企画展の初日に、おともだちと駆けつけました。 その名も《Modern Mauve Flapper/モダン・モーヴ・フラッパー》——略してMMFと菫色の淑女たち…

アール・デコ・シリーズ企画展《ROARING TWENTIES〜ファッション・ プレートの女性たち》/霧とリボン

さる十月の某日、吉祥寺の霧とリボンさんに訪ってまいりました。 ところでこの霧とリボンという菫色の霧の薄絹をまとった場所を友人にお話するとき、わたしはこんなことをいいました。そのことをよく覚えていて、わが言葉ながら忘れられないのでそのことから…

雨の日の過ごしかた

*雨に唄えば。 水の軍勢が敗走するのを待つのではなく、水と戯れたい。いちばん好きな傘をさしてお散歩しながら、雨に似合う歌のメロディをちいさく口ずさみたい。 *わたしのメロディリスト。 小沢健二『愛し愛されて生きるのさ』、B.J.トーマス『雨にぬれ…

赤い靴へのあこがれ

幼いころから、いつか赤い靴が似合う女のひとになりたいと思っていた。 そんな憧れでちいさな胸をいっぱいにふくらませていたわたしに、祖父が赤い靴のキイホルダーを買ってくれたことがある。リボンがついたハイヒールのお靴のそれはとってもかわいくて、小…

This Autumn Fashion: My Schedule

熟した果実のように中天で絶頂をむかえた夏の王位が急激に衰退し、このまま過ぎ去ってゆくのだとばかり思っていたこの季節なのに、灼熱の夏の王が突如振り返り口から吹きだしたような熱気に覆われた日がつづいて、夏がふたたび王位のなかに還ってゆくのを皮…

This Summer Fashion: My Favorite

この夏に纏っていたお洋服を考えたとき、このワンピースがわたしの定番だったと思う。GrimoireのLace Collar Dress。お靴はmayla classicのFrederica、手首には霧とリボンのアリスのカフス・ブローチ〜ミモザのリボンとタッセルをゆらす夏。 わたしのこの夏…